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 注意1:fateもしは電波製なのです。

 注意2:一部のキャラが原作とは性格が異なる場合があります。

 注意3:前振りのあの人はきっとこうなるのです。

 
  以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方は下へどうぞ。






























 前振り異召喚列伝 (遠坂さん)
 

 「あら? もしかして……士郎?」 

 へ? 何で俺の名前をこの眼鏡の美人さんは知っているとですか?

 「やっばー……もしかしなくてもこれって聖杯戦争じゃない……」

 えっと……何がなにやら?

 「まあ、こうなっちゃったもんはしょうがないって事で。

  サーヴァント、ゼルレッチ。召喚に応じ参上したわよ」
 
 はあ、どうも衛宮士郎です、よろしくお願いします。


 「ちょっと貴女!? 何で宝石剣を持ってるのよ!?」

 と、遠坂さん? 何をそげに怒っているとばい?

 「別に? 私が第二に到達したってだけのことじゃない。

  ねえ? "アーチャー"?」

 そう遠坂の赤い弓兵に対して凍りつくような笑みを向けるゼルレッチ。

 「そ、そうだな……。(な、何故に彼女が聖杯戦争に居るんだ!?)
 
  (と言うよりもオレの今の状況はライブでピンチか!?)」

 汗をダラダラと流しながら乾いた笑みを浮かべる赤いの。

 大丈夫か?


 「衛宮ーーー!!! 頼むからサーヴァントを交換してくれーーー!!!」
 
 「カカッ! 何を言うておるか慎二。ところで飯はまだかのお?」
 
 そう言う英霊ゾウゲン。

 「そうじゃぞ、英霊のワシの言う通りじゃ。

  ワシらが二人もいれば怖いもの無しじゃぞ?

  ところで桜はどうした? そろそろ飯の時間ではないかのお?」

 そう言う間桐臓硯。

 「くっそー! このボケ老人コンビめ! 老人は老人らしく縁側で茶でも啜ってろ!」

 慎二、別に老人じゃなくても縁側で茶は啜るぞ? 


 「ふん、雑種どもよ我の財宝を見れること光栄に思うがいい。

  ――――王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)――――!」

 英雄王ギルガメッシュがその宝具を使用する。

 「今よ! 士郎! アーチャー!

  中にあるものありったけ盗って来なさい!」

 「なっ! 門が勝手に!? 女! 貴様一体何をした!?」

 うろたえる英雄王、当然だな。

 「良いからアンタは黙ってなさい!

  犬に噛まれたと思っておけばちょっと楽よ!」

 「な、何がだ!? ん? おい雑種ども!?

  王の財宝を暴くとは何事だ!?

  ま、まさか全部持っていく気か!? エアぐらい残していけ!」

 そうもいかないんのだよ英雄王。 

 ゼルレッチに逆らうと後が怖いんだ……。

 「ああ……。我が集めさせた財宝が……」

 後には一人黄昏る人類最古の英雄王だけが残っていた。


 「それじゃあ聖杯を壊すわよ」
 
 厳かに告げるゼルレッチ……いや英霊トオサカ。

 「あっそれとアーチャー……いえシロウ?

  英霊の座に戻ったら……覚悟しときなさいよ?」

 その発言によってガクガクブルブルしだす赤い……未来のオレ。

 「ああ……時が見えるよセイバー……」

 絶対にコイツ見たいにはならんぞ!!

 絶対だ!!

 「んじゃね士郎。私をよろしくね」

 「さらばだ衛宮士郎……強く生きろよ」

 そう言って赤い悪魔と赤い騎士は朝焼けの中に消えていった。

 ああ、ゼルレッチ。

 絶対に遠坂をお前みたいにはしないぞ!
 
 「よっし金ピカ! アンタ私のサーヴァントになって一生働きなさい!」

 「何を言いだす!?

  我が何故貴様のような小娘に……ぬ、宝石剣は止めてくれるがよかろう」

 後ろで何か言っているが……もしかして手遅れだったのだろうか?

 頬を冷たい何かが濡らしたがきっと朝焼けのせいだろう。












       fate/stay night もし38

 

 え、英霊トオサカ……そんでもって英霊エミヤ。

 まさかね……?

 オレが将来ああなると?
 
 否、断じて否!

 オレは素敵に無敵にダラケタ一生を終えたいんだ!

 ……もしかしてオレの状況の方があの赤いのよりやばいか?

 そう、飛行機の窓際の席で思ったりしました。

 ちなみに隣には……何故かプラ犬が乗っている。

 スッチーのお姉さんも普通に対応していた……恐るべしガイアの怪物!

 んでもって他の連中も適当に座っている。
 
 だが爺さんは自分で好きな時に行けるからいいと乗っていない。

 バゼットはまだお仕事中。

 遠坂とルヴィアは爺さんに渡された宝石剣のことで爺さんのとこにいる。

 フィナは当然荷物扱いだ。

 しかし結構長いこと向こうにいたなー。

 ……進級は大丈夫なのだろうか?

 …………まあ、いざとなったらこのメンバーの誰かに何とかしてもらおう。

 ん、ちょと眠くなってきたな。

 日本につくまでまだ時間があるし、寝るか。



 ………………はっ!?
 
 いかんいかん現実逃避でちょっと今日の飛行機内でのことを思い出してしまった。

 今オレの前には元衛宮邸がある。

 元というのは伊達ではない。

 それは家であったもののなれの果てだ。

 かろうじて門は残っていた。

 だが意味は無い。

 塀の所々に人型の穴が開いているからだ。

 ……ギャグか? もしくはなんかのドッキリとかじゃないのか?

 オレは愕然としていた。

 
 「……衛宮士郎。呆けている場合ではあるまい。

  あそこに見える道場の吹き飛び具合からしておそらくセイバーの聖剣によるものだ」


 おう、赤いの。夢ではちょと情けなかったが今は輝いているぜ!

 あれか? 英霊トオサカがいないからか?


 「……英霊トオサカ……」 


 ボソッと言ってみる。

 すると。


 「……い、嫌だ。これ以上は無理だよ遠坂!

  オレにだって色々とやることが……ぬはっ!

  と、遠坂さん? その宝石剣で何をするのですかーーー!?」

 
 そう叫んでバタリと倒れる赤いの……すまん。

 まさかそこまで磨耗していたとは……。

 お前の死は無駄にはしないぞ。

 
 「シロウ、とりあえず中に入りましょう。

  状況判断をするための判断材料が不足していますから」


 おおっ! ライダーが久しぶりに真面目だよ!


 「全く、私とシロウの愛の巣を壊すなんて……。

  犯人は解り次第……滅殺です」


 ……桜はいるよ、ここにもいるよ。

 ……日に日に桜化してるなライダー。

  
 「ふふふ、ここが僕としっろう君のスイートでアバンチュールでボンジョビな

  新居を建てる敷地だね?

  ちょっと散らかってるけど僕としっろう君の愛があればどうってことないよ!」


 ……パチン!

 とおもむろに指を鳴らす。


 「なっ! ちょっとリィゾ! 何をするんだ!?」


 「しばらく黙っていろ。話が進まない」


 フィナを縛り始めるリィゾ。

 何気にマニアックな縛り方だ。
 

 「くっ! これは僕が美しいこととしっろう君とラブラブなことに対する嫉妬だね!?

  横暴だぞ! そう思いますよねアルトルージュ様?」


 「リィゾ……。萌えないゴミは今日だせるみたいだよ?」
 

 可愛い顔で意外と怖いことを言うチミっ子アルト。

 
 「そ、そんな!? し、しっろう君!
  
  君の愛する僕のピンチだよ! 助けてメルシー!」


 いや、お前の語学能力と脳みそを真剣に心配したいぞ?

 
 「じゃあなフィナ。お前のことは三秒以内に忘れるから心配するな」


 そう飛び切りの笑顔で言ってやる。


 「……えへへ〜、しっろう君が僕に笑ってくれたよ!」


 ダメだコイツ……。

 オレはフィナのことをリィゾにまかせて家の中に入っていく。

 こ、これは壊れすぎだろ?
 
 オレが全部強化したんだぞ?

 念入りに……あっ! 土蔵は残ってる。

 ちょっと安心だ。

 ついでに見えた道場は赤いのが言ってたように破壊され尽くしている。

 セイバー、君に一体何があったんだ?

 庭を見れば……未だに彫像の如く佇むバーサーカー……漢だ。

 とりあえずバーサーカーのことはほっとくとして、

 問題はセイバー達だ。

 ロリ姉は自分の城があるって言ってたし、

 藤村組をのっとっていたので大丈夫だろう。

 藤ねえも同じく家に戻っているはずだ。

 ギルッチも何だかんだで無事だろう。

 桜は……アンリ・マユちゃんがいるから大丈夫だな。

 青いのはアサシンと仲が良くなった様なので柳洞寺の方だろう。

 セイバーは……どうなってる?

 他のメンバーにくっ付いているならいいのだが……。
 
 
 するとガラッと瓦礫が崩れる音がする。

 そこには、


 「シロウ?

  ……これは夢でしょうか?

  シロウが私の前にいる……」

 
 憔悴しきった騎士王がいた。
 

 「セイバー! お前どうして!?」


 セイバーに走りより倒れかけたところを抱きとめる。


 「ああ、本物のシロウだ……。

  シロウ……お腹がすきました」


 うん、セイバーだ。

 コイツはそれ以外の何者でもない。
 

 「ああ、直にご飯を作ってやるからな」


 「はい、シロウのご飯はとても美味しいです……」


 そう言ってセイバーは、


 グギュルウー!


 微妙な腹の音を立ててくれました。


 「あ、あのですねシロウ、

  これはここ数日まともなご飯を食べていないからで……」

 
 顔を真っ赤にして必死に弁解を始めるセイバー。


 「ああ、解ってるって。

  さっきも言ったけど直ご飯を作ってやるからちょっと待ってろ。

  それと、ただいまセイバー」


 「はい、おかえりなさいシロウ。

  お腹がすきました」


 感動の場面だろうに、

 やっぱりセイバーはセイバーだった。








 続く……のか?



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