注意1:fateもしは電波製なのです。

 注意2:一部のキャラが原作とは性格が異なる場合があります。

 注意3:今回の前振りは微妙にシリアスです。
 
 
  以上の注意点に気をつけ読んでもよいと思った方は下へどうぞ。




























 前振り異召喚列伝 ver.タイガ


 「問おう、貴方が私のマスター?」

 オレを赤き死棘から救ってくれたのは一本の竹刀、そして。

 「私のクラスはセイバー。以後貴方の剣となり敵を討つわ」

 ……ふ、藤ねえ? 何で若いんだ?
 
 それに……オレに気がついてない。って言うか無視?

 
 「てーい! 妖刀虎竹刀!」

 「――――燕返し」

 二本の刀、もとい刀と竹刀が三対一の斬撃をもって相対する。

 「……よもや我が秘剣を一刀で貫くか……娘。名を聞こう」

 「タイガよ。でもタイガちゃんって呼んで良いのは世界で一人だけだからね。

  呼ぶなら他の呼び方にしてよ」

 ああ、何か良いシーンだよ。

 アサシンの袴がずり落ちてなかったら。


 「衛宮ーーー!!! 頼むからサーヴァントを……あ、別にそいつはいいや」

 「何ですってー! そんなこと言う人は許さないんだから! 

  秘剣! 虎登る太刀!」

 「ぎにゃーーーーー!!!」

 ……セイバーが下から振り上げた竹刀が、慎二のアレに直撃する。

 合掌。

 
 「ほう、貴様が此度のセイバーか?

  つまらんな、騎士王が我の為に今一度現界するとばかり思っていたが」

 何て王様発言だよ金ピカ。

 「……ギルガメッシュ」

 初めて明確な殺意を放つセイバー……英霊タイガ。

 ……藤ねえの別の可能性。

 「ん? 我の真名を知っているだと……貴様、何者だ?」
 
 「貴方に名乗る名などないわ! 我が妖刀虎竹刀の露と消えなさい!」

 「ふん、嘗めるなよ女!」

 ぶつかり合う二人の英霊。

 「――――王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)――――」

 人類最古の英雄王にして、無限とも思える宝具を持つギルガメッシュ。

 「――――アンリミテッド・タイガーワークス――――」

 家族を前回の聖杯戦争で失い、切嗣に復讐の術を求めた復讐姫。

 未来のオレと同様に固有結界を持つ虎の英霊タイガ。

 
 「ふふ、貴方のおかげね士郎。

  私は目的を果たすことが出来た……言峰とギルガメッシュを倒すっていうね」

 「タイガ……」

 「これは私の自己満足。この世界のあの二人は私の家族の仇じゃない。

  それでも、私は……」

 そんなの、そんなのおかしい!

 「そんなの……」

 オレがその思いをぶちまけようとした時唇を柔らかいもので塞がれた。

 「えへへ〜、実はこれが私のファーストキスなのだ。じゃあね士郎……」

 そう言って朝焼けの中、溶けるように彼女は消えてしまった。

 ずる過ぎる。オレは何も彼女にしてやれてないというのに……。

 でも、また何時か会える気がする。

 待ってても駄目なら、追いかけるまでさ!

 そう心に思い、オレは帰路につく。


 ……あっ! 遠坂を家に置きっぱなしだった!











       fate/stay night もし40


 ……信じられない。

 藤ねえがあんなに可愛いなんて、人間変われば変わるものか?

 うーむ、しかし今回はやけにシリアスだった気がするが……まあいいか。

 とりあえず久方ぶりの学園生活を満喫しますか。

 そう思いオレは足取りも軽く家を出る。


 

 「さて衛宮。これは一体どう言うことかな?」

 
 学園に着くなりオレは美綴さんに捕まり2のAに連行されました。

 いや、何のことか分からないんだが?


 「これを見てもまだ白を切れるかな?」


 そう言って一枚の写真をオレの目の前に突きつけてくる。

 む、近すぎて見えんぞ?
 
 とりあえず一歩後ろに下がって見る。

 写真には狸顔の女の子を抱きしめるジェントルメンが映っていた。
 
 おお、ピサの時のことですな。

 
 「それがどうかしたのか?」


 「な、な、開き直ったな衛宮!?」

 
 慌てた顔もかわいいな美綴。


 「いや、別に普通の写真だと思うんだけど」


 ところで、何処から入手したんだ?
 
 
 「……は〜。そういう奴だよなお前さんは」


 ぬぬ、何か勝手に納得されてますけど結局何だったんだよ?


 「あれれ、衛宮くんがいる……」


 ん? おお、マイドリームで英霊になっていた三枝ではないか。


 「朝はおはようだぞ三枝」


 「あわわ、お、おはよう衛宮くん」


 うむ、このテンポ。和むな。

 それにしてもこのクラスって確か遠坂のクラスだったよな?

 確か氷室と薪寺も一緒だった筈……中々グレードの高いクラスだな。

  
 「あ、あの衛宮くん……遠坂さんって今どうしてるか知ってる?」


 「遠坂か? アイツならもう少し倫敦にいるって言ってたぞ。

  向こうのオレの知り合いと意気投合?してさ、オレの爺さんの様な人?のとこに下宿してる」


 まあ、傍から見れば仲が良いようにしか見えないんだけどね。

 遠坂もルヴィアもお互いをどう思っているやら……。


 「そ、そうなんだ……」


 そう言って悲しげな表情をする三枝。

 ぬぬ、遠坂め。

 こんな可愛い子にこんな表情をさせるとは……プレイガール?

 
 「む、衛宮か。久しぶりだな」


 ぬお! ひ、氷室か? 

 全く気配がしなかったじゃないか。

 
 「あ、おはよう鐘ちゃん」

 
 「ん、おはよう由紀香」

   
 周囲にほのぼの空間が展開される。

 一種の固有結界ではなかろうか?

 すごいぞ三枝。


 「薪ちゃんはまだ来てないみたいだね」


 「ああ。薪の字のことだ、朝練がないからと限界まで寝てるだろうな」

 
 そう言えばこの三人は陸上部だったな。
 
 陸上……思い出すな〜中学の時の高飛びを。

 ……赤い髪の魔女のせいで結局飛べなかったな。

 なんて、ちょっぴり悲しくなっていると、


 「衛宮、あの時の礼を忘れていたな。

  今度の休日にでも家に来てくれ、未熟ながら腕を振るって出迎えよう」


 氷室さんにそげなことを言われました。

 はて? あの時って何時さ?


 「氷室、あの時って?」


 「お前が家に泊まった時だ」

 
 …………おう!?

 か、核を落としたとね氷室さん。

 後ろからヒシヒシと伝わってくる綾子さんの殺気がバイオレンスですよ。


 「へ〜、へ〜、へ〜。トリビアって感じじゃないか衛宮?」


 正直、遠坂達より怖いぞ?

 見てみろ、三枝が立ったまま気絶してるじゃないか。

 それにトリビアってどうよ?


 「何を怒っているのだ綾子?
 
  家に泊まったといってもそれは衛宮が家の前に倒れていたからだぞ」


 す、凄いな鐘さん。

 このプレッシャーをものともせずに普通に喋れるなんて。

 
 「……まあ、衛宮ならそんなとこか」


 おい、またまた勝手に納得ですか?

 この場合ならモウマンタイなんだけどね。


 「って! 氷室! 衛宮を止めたお前がお礼するって変じゃないか!?

  普通逆だろ!?」


 「ああ、起きた衛宮が夕食に美味しい料理を作ってくれたのだよ。

  それで宿泊代をチャラにしたのにその後朝食を用意されてな。

  これでは等価交換にならないので礼をしようとしているのだ」


 氷室は不思議さんだな、あの朝食も宿泊代に入ってたんだけど。

 まあ、人の好意は素直に受けますか。


 「んじゃ次の休みでいいか?」


 「構わん。そうだな、綾子も来るか?」


 「もちのろんよ!」


 これはまた古い言葉を……美綴、お前も何者だ?

 っと、そろそろ朝のSHRが始まるな。


 「よし! 間に合ったー!
 
  おっはよー諸君! 今日も朝から……って何かあった?」


 朝からハイテンションだな薪寺。

 それにしても、周りを見れば死屍累々って感じだな。

 
 「おはよう、薪の字」


 「おお、おはよう鐘。

  で、この惨状はどういうことよ? 遠坂でも暴れたか?」


 いや、遠坂が暴れたらこの校舎程度なら跡形も無くなってる。
 

 「いや。由紀香も立ったまま寝てるいるが……何故だろうな?」


 氷室さん、君はきっと将来大物になるよ。

 などと彼女の将来について考えていると、


 「……薪寺、氷室、美綴……それに三枝。席に着けSHRを始める。

  む? 衛宮、お前のクラスはここではない。直に自分のクラスへ戻れ」
 

 葛木さんが来ました。

 そう言えば婚約してたキャスターのメディアさんと結婚したらしい。

 むむ、今度挨拶もかねてご祝儀を渡すべきか?

 教室に向かいながらそんな事を考えていた。

 
 ……ところで、藤ねえとか桜って来てるのか?
  






  続く……のか?



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