注意1:この作品の弓さんはアーチャーではないです。 注意2:これはfateもしとは一切関わりがありません。 注意3:これは電波による二次被害作品です。 fateもしを書いていて本編で使用不可な電波がきたため別の作品として誕生しました。 以上を踏まえた上で読んでやってもよいという奇特なかたは下へどうぞです。 それは有り得たかもしれない物語 そのにじゅうご side by セイバー 夢を見た。 夢の中で彼は初めて自分から自発的にやりたい事を見つけた。 その後、彼は生涯を従者として過ごす。 死後もただ主に仕え、数多の世界を渡り歩く。 出会いと別れを繰り返し、なおも進み続ける。 そんな彼を眩しいと思った。 side by 士郎 今日も平和な朝が―― 「何じゃこりゃーーーーーー!?」 ――訂正、慌しい朝が来た。 「ちょっとバトラーさん! なんなのよこのロリっ子とメイドっぽい生物×2は!? まさか昨日の夕食にいなかったのはコレの捕獲のため!?」 何でオレに聞かずにバトラーに聞くかな? しかも初対面の方々にそれはないだろ。 「大河様、落ち着いて下さい。 こちらは切嗣氏のご息女のイリヤスフィール・フォン・アインツベルン様です。 そちらの二人は世話係のセラとリーズリットです」 流石は兄貴、兄貴に任せればオレの苦労がちょっと減って嬉しいぞ。 「むむ、切嗣さんのご息女ってことは切嗣さんの子供ってことで……あれ? …………切嗣さんって結婚してたんかーーーーー!?」 毎度毎度よくもまー朝から大声を出せるな藤ねえ。 今回はオレがイリヤに耳栓をして、 近くにいた桜がリーズリットさんを、ライダーがセラさんの耳を押さえてる。 遠坂の叫びで慣れてるからな〜。 side by 凛 は〜、朝から騒がしかったわね。 何かここ最近は恒例になってるけど。 「藤村先生も学校に行ったことだしさっさと金ピカ対策をするわよ」 「ちょっと待って、リンはアイツに勝てると思ってるの? ヘラクレスでさえやられちゃったのよ……」 元気の無いイリヤ。 当然だろう。 ヘラクレスと二ヶ月も一緒に居たらしいのだから。 そんな彼女をセラとリズが元気付けようとしている。 彼女達はバトラーが城から抜け出す時に連れてきた。 しかも見つけた理由が、 「メイドの気配がした」 だ。メイドの気配って何? 一度アイツの頭の中を本気で覗いて見たい。 「まあ、取り敢えずは戦力をどうにかしないとね。 サーヴァントが三人居て戦えるのが一人じゃ話にならないわ」 ところで、何時まで士郎にくっついてるのよこのロリっ子! 確かにアンタのことはちょっとかわいそうかなとか思ったけど、 コレとソレとは話が別よ! 離れなさいよね! ソレは私のよ! ってコラ桜! ちゃっかり反対側に座ってるな! ぬぬ、主のピンチよバトラー! ってアンタはアンタで何茶坊主に納まってるのよ!? セイバーもライダーも茶の飲み合いをしてるんじゃないわよ! ……このメンバーで金ピカに勝てるのかしら? side by 金ピカ 「随分手酷くやられたなギルガメッシュ」 我のマスターである言峰がマーボーを食べながら言ってくる。 やめろ、近づけるな! 食わんと何時も言ってるだろうが! 「五月蝿い。それでこの腕はどうにかなるのか?」 「ふむ……ナインライブズにやられたと言ったな? アレは再生を繰り返すヒドラを倒したとされる武具だ。 もしかしたら回復を妨げる概念武装がされているのかもな」 そう言えばそんな伝説だったか? 忌々しい、消えた後も我の邪魔をするなど。 「そんなことはどうだって良いだろ!? ほら! とっとと衛宮をやりに行くぞ!」 ……ふー。 「言峰……」 「ああ、まさか間桐の倅がこれほど使えんとは予想外だった。 無駄な時間を使わせたなギルガメッシュ、好きにしろ」 ふむ、流石はマーボー好きとはいえ我のマスターだな。 話が早くていい。 「失せろ下郎、貴様の聖杯戦争ゴッコに付き合う気はなくなった」 「なっ!? どう言うことだよ!? 僕はお前のマスターになったんじゃないのか!?」 「馬鹿め。令呪の兆しさえ現れぬ輩に参加資格があるわけ無いだろう? 貴様が勝手にそう思い、勝手に浮かれていたにすぎん。 解ったらさっさと失せろ。貴様は……殺す価値も無い虫けらだ」 「う、うわぁーーーーーー!!!!」 ほんの少し我が殺気を出しただけで恥も外聞もなく無様に逃げていく。 「優しいじゃないかギルガメッシュ。 私は教会が多少汚れることを覚悟していたのだがな」 「アレの為に我の財宝を使うなど恥にしかならん」 アレのことなどもうどうでもいい。 今はあのフェイカーをどう我の前に跪かせるかだ。 くくっ、想像しただけでも快感だ。 実際にそうさせた時どれだけのモノを味わえるか今から楽しみだ。 side by 慎二 僕は何だ? 何でこんな扱いを受けなきゃならない? くそっ! くそっ! くそーーー!!! 僕は間桐慎二だ! 間桐の後継になる筈だったんだ! それなのに何でだよ! 「はー、はー……ぐっ! げほっ! げほっ!」 畜生! こんな時に胸が! 治まれ! 治まれよ! 痛い! 痛い! イタイイタイイタイイタイ!! 心臓の中を何かが動いてる!? くそっ! まだ、まだ僕は何も手に入れて……。 胸に走る激痛に耐えかねて僕はそこで意識を手放した。 続く……のか?